6/15 日記

大好きで大事なハムスターが旅立ってしまった。

2週間前から弱ってきて、最期の1週間は病院に通って点滴打ってもらってた。
お腹の中に腫瘍ができていて、心臓も大きくなって呼吸が苦しそうだった。右目は眼球吐出、左目は白内障。全然見えてなかったんだろうな。
1時間おきに酸素を入れると少しだけ楽そうにしていた。
餌を全然食べれなくて歯が伸びてしまって、病院で切ってもらった。そのあと、ペレットとバナナと豆苗とあと色々ふやかしてつぶしたら食べてくれた。
頑張ってた。頑張ったね。
畳はぼろぼろにするし、ふすまかじるし、本棚に登って降りれなくなってるし、自分がめちゃくちゃ飛べると勘違いして遠いところに飛び移ろうとするし、私の顔容赦なく登るし、服の中潜るし、髪の毛口に入れるし、にんじんとひまわりの種は絶対残すし、自分より大きいものはとりあえず向かってみるし、豆苗に夢中になってる顔がちょっとブス、麹いくら食べても満足しなくて瓶に手をかけてアピールしてくるし、長毛種なのに毛があんまり伸びなくて、布団の中でスースー眠って私は動けなくなるし、手から餌を食べてくれる感触忘れられないし、ちっちゃい肉球がひんやりしてて、小屋から出る時のアピールがかわいい、触るとふわふわして気持ちがいい、名前を呼ぶと遠回りしてきてくれる、夜中の回し車の音。もう部屋を歩かせるための時間を作らなくていいし、カイロとか保冷剤を小屋の下に入れなくていいし、エアコンつけっぱにしなくていいし、ストーブも片付けていいんだって。枕元にイヤホン置いたり、コード伸ばしたりしていいの。金曜日の小屋掃除もしなくていいんだって。
もっと困らせてくれてよかったよ。
癖で小屋の置いてたところを通る度に確認しちゃう。中はもう空っぽなのに。
部屋のいたるところに、思い出があるのにどこにもいなくなっちゃった。
マイペースでおおらかで食いしん坊で運動が好きでなんだか少し自信家。
やめてよ〜って思うことも勿論あったけど、なにしたって許せたしかわいいし愛しい。

幸せだったかなあ。

どうか天国で楽しんでね。またね。